ホワイトニング歯磨き粉選びに迷っていませんか?
ドラッグストアやネットショップ、さらにはインフルエンサーのおすすめや広告で目にするホワイトニング歯磨き粉。
「どれを選べばいいんだろう?」と迷ったことはありませんか?
「安いものでも効果があるの?」「やっぱり高い商品を選ぶべき?」「宣伝を信じていいの?」
この記事では、市販されているホワイトニング歯磨き粉を徹底比較し、成分や効果、コスパ、そして選び方のポイントを詳しく解説します。この記事を読み終わる頃には、きっとあなたにピッタリの商品が見つかるはずです!

この記事では以下のことがわかります!
- おすすめのホワイトニング歯磨き粉
- ホワイトニング歯磨き粉の選び方
- ホワイトニング歯磨き粉を使用する時の注意点
おすすめの歯磨き粉ベスト5
今回は、実際に市販されている50製品以上のホワイトニング歯磨き粉を徹底的に比較し、ホワイトニングの観点で良いと思った5つの歯磨き粉をご紹介します。
第1位 アパガードリナメル

アパガードリナメルは、効果が科学的に証明された薬用ハイドロキシアパタイトを高配合し、歯を本来の美しさと健康に導く歯磨きペーストです。優れた研磨成分を含みながらも歯に優しく、毎日のケアでステインを除去しながら傷を修復します。さらに、むし歯予防効果も兼ね備えており、歯のツヤと白さを保ちながら口腔内の健康を守ります。歯の美しさと健康を両立させたい方におすすめです。
薬用ハイドロキシアパタイト、マクロゴ―ル400(PEG-8)、PVP、無水ケイ酸、ゼオライト、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ナトリウム
第2位 ConCool クリーニングジェル<ソフト>

ウェルテックのConCool クリーニングジェル<ソフト>は、歯面に優しく着色汚れを吸着除去する歯みがき剤です。高機能シリカが汚れを吸着し、サンゴパウダーの細かい粒子が汚れを清掃します。さらに、ピロリン酸ナトリウムが歯面への着色の付着を防ぎます。これらの成分により、歯を傷つけずに安全に白い歯へ導きます。強い研磨剤が含まれているため、週1~2回の使用がおすすめです。
ハイドロキシアパタイト、ピロリン酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、サンゴパウダー(サンゴ未焼成カムシウム末)、高機能シリカ
第3位 Brilliant more W (ブリリアントモア ダブル)

ブリリアントモア ダブルは、ライオン歯科材が提供する美白ケア歯磨き剤です。清掃助剤であるピロリン酸ナトリウムとポリリン酸ナトリウムのダブル成分が、イオンの力で歯の表面からステインを浮き上がらせ、ブラッシングで効果的に除去します。さらに、殺菌成分LSS(ラウロイルサルコシンナトリウム)が口臭原因菌を抑制し、口臭の発生を防ぎます。フッ化ナトリウム(フッ素)配合により、歯の再石灰化を促進し、むし歯予防にも効果的です。ナチュラルペパーミント、アプリコットミント、シトラスミントの3つの香味から選べ、毎日のオーラルケアにおすすめです。
ポリリン酸ナトリウム、無水ピロリン酸ナトリウム、PEG-8、無水ケイ酸A、ラウリル硫酸ナトリウム、POE硬化ヒマシ油、ラウロイルサルコシンナトリウム
第4位 ヤクルト 薬用アパコート S.E.〈ナノテクノロジー〉

ヤクルトの薬用アパコート S.E.<ナノテクノロジー>は、むし歯予防成分である薬用ハイドロキシアパタイトを配合した薬用歯みがき剤です。この成分は、歯垢を吸着・除去し、歯の表面に見えないミクロの傷を修復し、初期むし歯の再石灰化を促進します。さらに、乳酸菌発酵エキス(シロタエッセンス)を配合し、歯周病予防と美白効果も期待できます。マイルドな使用感で、幅広い年齢層の方におすすめです。
薬用ハイドロキシアパタイト、ポリエチレングリコール400、PVP、歯磨用リン酸水素カルシウム、無水ケイ酸、ゼオライト、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム
第5位 LighteeハミガキPREMIUM

LighteeハミガキPREMIUMは、ライオンが開発した美白ハミガキです。ステインプロテクト処方により、歯の表面にできるミクロなキズに残った着色汚れ(ステイン)を徹底的に除去し、コーヒーや紅茶などの着色成分の付着を抑制します。さらに、高濃度フッ素(1450ppm)配合でエナメル質の修復を促進し、むし歯予防にも効果的です。上質な紅茶とビターな柑橘のベルガモットをきかせたシトラスティーミントの香味で、毎日のオーラルケアをより快適にします。
ポリリン酸ナトリウム、無水ピロリン酸ナトリウム、PEG-8、無水ケイ酸A、ラウロイルサルコシンナトリウム(LSS)、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液、POE硬化ヒマシ油、ラウリル硫酸ナトリウム
ホワイトニング歯磨き粉の基礎知識
ホワイトニング歯磨き粉の効果を左右するのは、含まれる成分とその役割です。市場にはさまざまな製品が並びますが、それぞれの成分がどのように働くのかを理解すれば、自分に合った歯磨き粉を選ぶ手助けになります。
この章では、主要な成分とその効き目について詳しく解説していきます。
ホワイトニング歯磨き粉に使われる主な成分と、その特徴をざっくりとしたイメージでまとめました。

過酸化水素
- 特徴・役割:
- 歯の内部に浸透し、色素を分解して漂白効果を発揮。
- 効き目のイメージ:絵の具で汚れた布を漂白剤で白くする感覚。
- 注意点:刺激が強い場合あり。濃度に注意。※日本では医薬品扱いのため、日本では過酸化水素を配合した歯磨き粉やホワイトニング製品の市販は基本的に禁止されている。
ハイドロキシアパタイト
- 特徴・役割:
- 微細な傷を埋めてエナメル質を滑らかにし、光を反射しやすくすることで白く見える。
- 通常のハイドロキシアパタイトよりも粒子が細かくいナノハイドロキシアパタイトは、歯の微細な傷や溝にも入り込み、より効果的な修復を実現。安全性が高く、副作用の心配が少ない。
- 過酸化水素のような漂白剤ほど強力ではないが、それでもホワイトニング効果が研究によって示されている。[1][2][3][4]
- 効き目のイメージ:曇ったガラスを磨いて透明感を取り戻すような感覚。
- 注意点:刺激が強い場合あり。濃度に注意。
研磨剤
- 特徴・役割:
- 歯の表面を物理的に削り、ステインを除去する。
- 歯磨き粉には古くから使用されており、パッケージの成分表示では「清掃剤」と表記されている場合もある。
- シリカ、炭酸カルシウム、無水ケイ酸、含水ケイ酸などがある。
- 効き目のイメージ:金属の錆をやすりでこすり取る感覚。
- 注意点:頻度を調整し、歯を傷つけないよう注意。
ポリリン酸ナトリウム
- 特徴・役割:
- 歯の表面に付着した汚れを包み込み、浮き上がらせて洗い流す。保護膜を形成し再付着を防ぐ。
- 歯のエナメル質表面に付着した着色汚れを除去する能力があり、歯のエナメル質に対して美白効果、エナメル質保護、長期的な効果、安全性が確認されている。[5]
- ポリリン酸ナトリウム配合のスマイルコスメティックの着色除去効果が、クリニカより優位であったという研究結果も出ている。[6]
- 効き目のイメージ:頑固なシミを洗濯洗剤で浮かせて取る感覚。
- 注意点:毎日使ってもOK。
ピロリン酸ナトリウム
- 特徴・役割:
- 歯の表面に付着したミネラルや色素汚れを分解し、取り除きやすくする。歯石の形成を抑制する効果もある。
- PPNaが持つキレート作用により、ステインの形成に関与するカルシウムイオン(Ca²⁺)と結合し、ステインの凝集物を分解。これにより、ステインが浮き上がり、ブラッシングによって除去しやすくなる。また、界面活性剤との併用で、ステイン除去率が顕著に向上。[7]
- 効き目のイメージ:フライパンにこびりついた焦げを重曹で落とす感覚。
- 注意点:過剰使用で歯が敏感になる可能性あり。
PEG (ポリエチレングリコール)
- 特徴・役割:
- 汚れの柔軟化をサポートし、他の成分の働きを補助。
- 厚労省は、タバコやヤニの除去に効果があると記載している。[8]
- 効き目のイメージ:乾燥した布を湿らせて汚れを落としやすくする感覚。
- 注意点:毎日使ってもOK。
PVP (ポリビニルピロリドン)
- 特徴・役割:
- 色素汚れやタンパク質汚れに吸着して分解し、周囲の水溶液に取り込むことで浮き上がらせる。保護膜を形成して再付着を防ぐ。
- 厚労省は、タバコやヤニの除去に効果があると記載している。[8]
- 効き目のイメージ:頑固な汚れをスポンジで吸い取って除去する感覚。
- 注意点:毎日使ってもOK。
界面活性剤
- 特徴・役割:
- 油性汚れの溶解を補助し、泡立ちを促進することでブラッシング効果をサポート。
- ラリウル硫酸ナトリウムやコカミドプロピルベタインなどがある。
- 効き目のイメージ:油汚れのついた食器を洗剤で洗い流す感覚。
- 注意点:刺激が強すぎない製品を選ぶと安心。
ホワイトニング歯磨き粉を使う時の注意点
歯を白くすることにはリスクが伴いますので、製品選びは慎重に行うことが大切です。パッケージの情報をしっかり確認し、安全性に使いましょう。

研磨剤の有無やフッ素の配合に注目するのがおすすめです!
研磨剤が入っている場合の注意点
- 頻度を少なくする
- 強めの研磨剤入りを毎日使うとエナメル質を傷つける可能性があります。
- 週2~3回程度に留めるか、夜間の使用は避けましょう。
- ブラッシング圧に注意する
- 力を入れすぎると、エナメル質や歯茎を傷つける原因になります。
- 優しくソフトに磨くことがポイントです。
- 強弱を判断する方法
- 成分表示を見る
- 「シリカ」や「無水ケイ酸」が上位に記載されている製品は研磨力が強い可能性が高いです。
- 製品説明の確認
- 「低研磨」「歯に優しい」などの記載があるものは比較的安全です。
- 使用感で判断
- 磨いた後に「歯がツルツルしすぎる」「歯茎がヒリヒリする」と感じたら研磨力が強い可能性が高いです。
- 成分表示を見る
フッ素が入っていない場合の注意点
- ハイドロキシアパタイト入りなら補完効果が期待できる
- ハイドロキシアパタイトは歯の再石灰化を促進し、むし歯予防に一定の効果があります。ただし、フッ素とは作用メカニズムが異なるため、完全な代替とは言えません。むし歯リスクが高い方は特に注意が必要です。
- フッ素入り歯磨き粉と併用する
- 虫歯リスクを防ぐため、フッ素入り歯磨き粉との併用をおすすめします。
- 例:ホワイトニング特化の歯磨き粉を使用した後に、フッ素入りの歯磨き粉を使用する。
- 使用頻度を少なくする
- フッ素不使用のホワイトニング歯磨き粉は、毎日使うと歯の健康を保つ面で不安が残ります。
- ホワイトニング用歯磨き粉は、週末の集中ケアとして使うなど、メリハリをつけるのが賢い選択です。
日本の歯磨き粉では物足りない方向け!自己責任で試す輸入ホワイトニング歯磨き粉
日本の市販ホワイトニング歯磨き粉は、安全性を重視しており、研磨剤や漂白成分の効果がマイルドに抑えられています。そのため、「もっと即効性や強力なホワイトニング効果を求めたい」という方には物足りない場合も。そんな方に向けて、自己責任で試せる輸入品をいくつかご紹介します。

歯や歯茎に異常を感じたらすぐに使用を中止してくださいね。
Optic White Pro Stain Prevention [アメリカ]

Colgateの「Optic White Pro Stain Prevention」は、特許取得済みの5%過酸化水素を配合したホワイトニング歯磨き粉で、歯の内側から外側までしっかりと白くします。エナメル質に優しい処方で、毎日の使用が可能です。さらに、ミントの風味で口臭を防ぎ、フッ素配合により虫歯予防にも効果的です。ビーガンでグルテンフリー、砂糖不使用のため、安心してお使いいただけます。日々のオーラルケアで輝く白い歯を目指す方におすすめの一品です。
vussen28 [韓国]

VUSSEN28は、韓国発の高濃度ホワイトニング歯磨き粉で、過酸化水素を2.8%配合し、強力な美白効果を提供します。暮らしノート日常のコーヒーやワインによる着色汚れを効果的に除去し、輝く白い歯へと導きます。また、天然由来成分を使用し、歯や歯茎に優しい処方となっています。自宅で手軽にプロフェッショナルなホワイトニングケアを始めたい方におすすめの一品です。
Ela Mint n-Ha Toothpaste [アメリカ]

Bokaの「Ela Mint n-Ha Toothpaste」は、フッ素の代わりにナノヒドロキシアパタイト(n-Ha)を配合した先進的な歯磨き粉です。n-Haは歯や骨の主要成分であり、エナメル質の再石灰化を促進し、知覚過敏の軽減に役立ちます。また、アロエベラやキシリトール、緑茶エキスなどの天然成分を含み、口内を優しくケアします。爽やかなミント風味で、毎日のオーラルケアをより快適にします。フッ素フリーでありながら、高い再石灰化効果と安全性を兼ね備えたこの歯磨き粉で、健康的な白い歯を目指してみませんか。
MARVIS ホワイト・ミント [イタリア]

MARVIS(マービス)の「ホワイト・ミント」は、イタリア・フィレンツェ生まれの高級歯磨き粉で、洗練されたパッケージと爽やかなミント風味が特徴です。ブラッシングにより歯垢を除去し、ホワイトニング効果を発揮します。クールなミントの香りが長時間持続し、口内を清潔で爽やかに保ちます。おしゃれなデザインはバスルームのインテリアとしても映え、毎日のオーラルケアを特別な時間に変えてくれます。
EUTHYMOL Whitening Purple Corrector Toothpaste [韓国]

EUTHYMOL(ユーシモール)の「ホワイトニングパープルコレクター歯磨き粉」は、紫色のペーストが歯の黄ばみを補正し、トーンアップ効果をもたらす革新的な製品です。独自のパープルコレクティングメカニズムにより、使用1回で2.9倍のトーンアップが期待でき、2週間の継続使用で9.6倍の効果が報告されています。さらに、24時間の着色防止バリアが、飲食物による歯の着色を抑制します。弱くなった歯を保護し、2倍の強度を提供する処方で、12時間の口臭抑制効果も備えています。クラシックなデザインと独特の香りが、毎日の歯磨き時間を特別なものに変えてくれるでしょう。
まとめ:歯磨き粉選び + 習慣改善で白い歯をゲット!
- ホワイトニング歯磨き粉を選ぶ際には、成分に注目することが大切です。日常使いには「薬用ハイドロキシアパタイト」「ポリリン酸ナトリウム」「フッ素」が配合された製品を選ぶことで、歯の修復やステイン除去、むし歯予防まで一度にケアできます。これらの成分が歯に優しく働き、毎日のブラッシングを効率的にサポートしてくれます。
- また、研磨剤入りの歯磨き粉は、使いすぎるとエナメル質を傷つけるリスクがあります。週に数回の使用に留め、夜の使用は避けるのがベストです。夜間はフッ素入りの歯磨き粉などで、エナメル質を強化しながらしっかりとむし歯予防をしましょう。
- ただし、ホワイトニング歯磨き粉だけでは限界があることも事実です。飲み物や食べ物による着色を防ぐため、コーヒーや紅茶を飲んだ後は口をすすぐ、喫煙を控えるなど、日常の習慣を見直すことが白い歯を保つ秘訣です。また、定期的に歯科医でのプロフェッショナルケアやクリーニングを受けることで、より効果的にホワイトニングを維持できます。
- 歯磨き粉選びと生活習慣の改善、歯科ケアの併用を心がけて、明るく輝く笑顔を手に入れましょう!

もし具体的に悩むところがあれば歯科医に相談してくださいね。
参考文献
- [1]. Tooth Whitening with Hydroxyapatite: A Systematic Review
- [2]. The Comprehensive Guide to Nano-Medical Hydroxyapatite for Teeth Whitening and Enamel Remineralization
- [3]. Evaluation of the effects of whitening toothpaste containing nanohydroxyapatite on surface roughness and color change in restorative materials
- [4]. Biomimetic tooth-whitening effect of hydroxyapatite-containing mouthrinses after long-term simulated oral rinsing
- [5]. Biomimetic Whitening Effect of Polyphosphate-Bleaching Agents on Dental Enamel
- [6]. №6:ホワイトニング用歯磨剤による着色除去効果の検討
- [7]. ピロリン酸ナトリウムのステイン除去メカニズムに関する研究
- [8]. 薬用歯みがき類製造販売承認基準について
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療行為ではありません。また、ホワイトニングの実施については責任を負いかねます。必ず歯科医師に相談するか、自己責任で実施してください。
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